誕生日には特別な予定は何もなく、一日中ビデオを観て過ごしていた。突然の着信。バイト先からの電話。震えるケータイを眺めながら「…ああそうだ今日バイト入れたんだった(またやってしまった)」と思いつつ、その間の瞬間的な判断によって偽装工作を図ることに成功した。車で送ってもらって、まあ10分遅れくらいですんだという話。